販促品・ノベルティ用ぬいぐるみ製作の流れやポイント

ぬいぐるみは長期間大切に使用されることが多いため、販促品やノベルティと相性が良くおすすめです。しかし、その分ぬいぐるみの製作は難易度が高く、目的策定からデザイン、サイズ設計までを慎重に進めなければなりません。
特に、個人用にぬいぐるみを製作するのと、販促品・ノベルティ用として製作するのでは、押さえるポイントが異なるため注意が必要です。

そこで本記事では、ぬいぐるみの基本的な作り方と製作時のポイントを解説し、最後に販促品・ノベルティに適したぬいぐるみの種類も紹介します。
販促品・ノベルティ用のぬいぐるみ製作を検討している事業者様は、ぜひご覧ください。

>ぬいぐるみの製作方法・製作の流れ

ぬいぐるみ製作において押さえておくべきポイントは、個人用と販促品・ノベルティ用で異なりますが、ぬいぐるみの作り方・流れに関しては大枠同じです。
ここからはぬいぐるみ製作の流れを4つの段階に分けて解説していきます。

STEP１：製作の詳細をヒアリング

まずは発注者と製作会社の間で、ぬいぐるみの大まかなイメージを共有します。
デザインイメージ、用途、数量、予算、納期の5点を伝えておけば、その後の製作過程がスムーズに進行します。特に予算と数量に関しては、そこから逆算してデザインを設計していくため重要です。
この際、最小数量（最小ロット）には注意しましょう。こちらは製作会社によって異なるため、事前確認が必要です。
一般的に小ロットでぬいぐるみをオリジナルで製作する場合、単価は高くなります。ロット数が大きくなれば単価を抑えることもできるでしょう。

STEP２：素材の確定

詳細が固まれば、次はぬいぐるみに使用する素材を確定させる段階に入ります。
決め方は、生地の見本を実際に触って決めるパターンと、デザインのイラストの中から製作会社に素材を提案してもらえるパターンに分かれます。

前者は自分の好みで自由に素材を選ぶことができる反面、用途や予算に沿っておらず結果的に質が悪くなるリスクがあります。一方で、後者の場合は製作会社が素材の選択肢を決めてしまいますが、ノウハウや経験を活かした最適な素材を提案してもらえるので用途・予算の中での最適解を得られる可能性があります。

したがって、素材が多く1つに絞れない、素材にこだわりがないからできるだけ高品質に仕上げたい、という場合には、製作会社に一任してもいいかもしれません。特に当社のようなぬいぐるみの実績が豊富な製作会社であれば、なおさらおすすめです。

STEP３：サンプルの製作・調整

素材が確定すれば、次はサンプルの製作と調整の段階です。
サンプルが製作会社から提示されたら、打ち合わせ時に決まった内容と相違はないか、イメージとかけ離れていないか、といった点を確認しましょう。修正したい点があれば、この段階で伝えておかなければ、これ以降の段階で調整することは難しくなります。

長期間の使用を想定するぬいぐるみです。この段階で気になる点は解消しておきましょう。

STEP４：生産・配布

サンプルの調整が完了すれば、生産段階に入り、完成すれば手元に届きます。
この際、発注した数量と合っているか、ほつれや汚れなどがないか、を特に確認する必要があります。問題なければ、これでぬいぐるみの完成です。

販促品・ノベルティ用ぬいぐるみ製作のポイント

個人用と販促品・ノベルティ用では、ぬいぐるみ製作時に押さえるべきポイントが異なります。
ここからは、後者として製作をする場合の3つのポイントを解説します。

製作の目的を明確に定めておく

個人用としてぬいぐるみを製作する場合、その多くは自分が楽しむことを目的としています。一方で、販促品・ノベルティ用としてぬいぐるみを製作する場合は、認知度拡大、ブランド想起、販売促進など、事業者様によって目的が異なります。そのため、目的を明確に定めておかなければ、せっかく予算と手間をかけて製作したぬいぐるみが効果を発揮しないリスクが生じるので注意しなければなりません。

こちらは一例を挙げて解説すると分かりやすいです。例えば「認知度拡大」を目的としてぬいぐるみを製作するとします。その際、持ち運びが難しい大きいサイズのぬいぐるみを製作してしまうとどうなるでしょうか。そのぬいぐるみは基本的に家の中の観賞用になると想定されるため、多くの人の目に留まることがなく、認知度拡大は期待できません。逆に、「ブランド想起」を目的とする場合は、毎日のようにそのぬいぐるみが目に付く所有者は都度ブランドを思い出してくれるはずです。

販促品・ノベルティ用としてぬいぐるみを製作するということは、自社に対する何かしらの効果を期待するはずです。それを最大化させるためには、目的は明確に定めるようにしましょう。また、目的が明確であれば、製作会社から的確なアドバイスも受け取れるためメリットしかありません。

想定する用途から逆算して設計する

ぬいぐるみのデザインや素材を決める際には、想定する用途から逆算して設計しなければなりません。

例えば、「持ち運び用か自宅用か」「屋内用か屋外用か」といったパターンでも、適したデザインや素材は異なってきます。希望する素材がコットンでも、屋外用としての利用が想定されるのであれば、雨風に強い素材にするべきでしょう。

こちらも製作会社のノウハウを活用することがおすすめです。目的とイメージを伝えれば、「おそらくこういった使い方がされるだろう」と主な使われ方を推測してくれます。そこから得たヒントをもとに、ぬいぐるみの設計を進めましょう。

自社に興味を持ってもらえるデザインにする

販促品・ノベルティとしてぬいぐるみを製作する場合、自社のイメージや事業に絡めたデザインにすることが好ましいです。これは、認知度拡大、ブランド想起、販売促進など、販促品・ノベルティの目的は違えど、全てに共通するポイントです。
例えば、企業のイメージカラーをメイン色に採用する、目立ち過ぎないところに自社のロゴを挿入する、などは比較的取り入れやすいデザインです。関連性が高いほど、販促品・ノベルティとしての効果が期待できます。

ただしデザインによっては再現が難しい場合もあるので、まずは製作会社に相談するようにしましょう。目的や想定する用途に沿いつつ、再現可能なデザインを提案してもらえます。

販促品・ノベルティ用ぬいぐるみの種類

最後に、販促品やノベルティと相性が良いぬいぐるみの種類を解説します。

○一般的なぬいぐるみ
○キーホルダー・ストラップ型
○スタンドレイド®
○等身大

製作を検討している事業者様は、まずはこちらからご検討してみてはいかがでしょうか。

一般的なぬいぐるみ

一般的なぬいぐるみは「○○型」というカテゴリーに当てはまらず、用途が幅広く片手で持てるサイズのぬいぐるみのことを指します。
型にとらわれることがないため、様々な素材や形状でオリジナルぬいぐるみを製作することができます。用途としては自宅用が一般的ですが、持ち運び用として使用されることもあるため、全ての販促品・ノベルティ用ぬいぐるみに適しているといえるでしょう。

キーホルダー・ストラップ型

キーホルダー・ストラップ型は、紐や金具でバッグなどに取り付けられる形状のぬいぐるみです。15cm以下のぬいぐるみ製作を検討しているなら、キーホルダー・ストラップが効果的です。

持ち運び用として使用されることが多いため、認知度拡大・販売促進を目的とする製作と相性が良いでしょう。ただしすぐ外れてしまわないように、取り付け部分の強度も意識した設計が求められます。

スタンドレイド®

スタンドレイド®とは、当社（ユニファースト株式会社）が実用新案権を取得しているノンワイヤーで立てて座れるぬいぐるみです。
ぬいぐるみとお出かけする「ぬい活」が流行していることもあり、近年需要が高まりつつある形状です。「ぬい活」はSNSへの掲載も多いため、拡散されやすい特徴があります。また、SNS映えすることから、若者を中心に人気を集めています。

ご希望に沿った形状やデザインを実現することが可能です。詳細は『STANDLAYD®』をご確認ください。

等身大

等身大サイズのぬいぐるみも、近年テディベア型を中心に人気が高まりつつある形状です。
インパクトの強さから、SNS映えによる拡散効果も期待できるため、自社PRに向いているぬいぐるみといえるでしょう。ただし1体あたりの製作費用が高くなってしまうため、量産は難しい特徴があります。

販促品・ノベルティとしてぬいぐるみを製作するならユニファースト株式会社

このようにぬいぐるみには様々な種類があり、かつ販促品・ノベルティ用として製作する場合には目的や用途から逆算して設計を進めなければなりません。これらを自社内製で進めていくのは、至難の業といえるでしょう。

ユニファースト株式会社では、様々な事業者様の販促品・ノベルティ用ぬいぐるみ製作をサポートして参りました。そのノウハウを活かし、事業者様に最も適した素材選びからお手伝いさせていただき、効果を最大化できるぬいぐるみを製作いたします。相談ベースから受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。