2026.10.11
海洋ゴミ由来の再生PET繊維「REPREVE® Our Ocean」を活用した製作事例
海洋に流れ出る前のペットボトルを回収し、糸に生まれ変わらせた再生PET繊維「REPREVE® Our Ocean」。ユニファーストはこの素材を用いて、エコバッグやポーチ、Tシャツなどの縫製品を製作しています。米国UNIFI社の検証プログラムによって原料のトレーサビリティが認証された、裏づけのある環境配慮素材による取り組みをご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 取り組み | REPREVE® Our Oceanを活用した縫製品の製作・OEM生産 |
| 素材 | 海洋ゴミ由来の再生PET繊維「REPREVE® Our Ocean」 |
| 原料回収エリア | アジア沿岸地域(海岸から50km以内) |
| 認証 | 米国UNIFI社 U TRUST検証プログラム |
| 製作アイテム | エコバッグ、ポーチ、ブランケット、アパレル など |
| 受賞 | 2025年度ソーシャルプロダクツ賞(『海洋ゴミからつくった着られるエコバッグ』) |
| 最小ロット・納期 | お問い合わせください |
REPREVE® Our Oceanとは

REPREVE® Our Oceanは、海洋に流出する前のペットボトルを回収し、再生PET繊維に加工した素材です。米国UNIFI社が展開するリサイクル繊維ブランド「REPREVE®」のなかでも、海洋ゴミ由来の原料に特化したシリーズにあたります。
従来の再生PETとの違い
これまでの再生PET素材に用いられるプラスチックごみは、家庭や事業所から回収されたものに限られていました。つまり、すでにリサイクルのしくみが機能している場所から集められた原料です。
REPREVE® Our Oceanが着目したのは、そのしくみの外側でした。中国・東南アジアを中心とした、廃棄物のリサイクルシステムが整っていない国や地域。そうした地域の海岸から50km以内で回収されたペットボトルを原料としています。
| 従来の再生PET | REPREVE® Our Ocean | |
| 回収場所 | 家庭・事業所 | リサイクル体制の未整備な地域の沿岸 |
| 回収範囲 | 国内の回収ルート | 海岸から50km以内 |
| 解決する課題 | 資源の循環 | 資源の循環+海洋流出の抑止 |
同じ「再生PET」でも、回収される場所が違えば、解決している課題も変わります。放置されれば海に流れ出ていたはずのペットボトルを原料にしている点が、この素材の本質です。
海洋ゴミが繊維になるまで

回収されたペットボトルは、洗浄(WASH)、破砕(FLAKE)、チップ化(CHIP)、紡糸(YARN)という工程を経て糸になり、製品(PRODUCTS)へと加工されます。一般的な再生PET繊維と同じ工程で仕上げられるため、生地としての扱いやすさや風合いは通常の再生ポリエステルと大きく変わりません。
UNIFI社による認証を受けた素材です

環境配慮素材は、表示だけでは実態が分かりにくい領域です。第三者の検証プログラムを通っているかどうかは、対外的に発信する製品を選ぶうえで重要な判断材料になります。
なぜ海洋プラスチックが問題なのか
増え続けるプラスチックごみ
日本国内では、毎年約800〜900万トンのプラスチックが廃棄・処分されています(※1)。再利用されなかったプラスチックは自然界の中で完全に分解されることなく、半永久的に残り、その大半が最終的に海へ行き着くことになります。海に流入したプラスチックごみは、魚類、ウミガメや海鳥、クジラなど多くの生物に被害を与えています。

海洋プラスチックごみの現状
海洋汚染は世界規模で年々深刻になっており、世界で見ると毎年約880万トンのプラスチックが海や水路に投棄されています。このペースで汚染が進むと、2050年までに海洋中のプラスチックの量が魚の量を超過することが予測されています(※2)。
アジア沿岸が流出の8割を占めています

海洋プラスチックごみの約80%は、アジア沿岸から流出しているとされています。REPREVE® Our Oceanが回収エリアをアジア沿岸地域に設定しているのは、この事実に基づくものです。流出量の多い地域で、海に出る前に回収する。そこに手を入れることが、最も効率よく海洋流出を抑えることにつながります。
ユニファーストがREPREVE® Our Oceanを取り扱うきっかけ
環境に配慮した商品を選ぶ消費者は、着実に増えています。
| 調査項目 | 割合 |
| 環境に配慮されたマークのある食品・商品を選ぶ(※3) | 44% |
| リサイクル素材でできた商品(再生紙など)を選ぶ(※3) | 32.5% |
| プラスチックごみ問題に関心がある(※4) | 89% |
| 海や海岸に捨てられたプラスチックごみにより汚染が生じていることを認知している(※4) | 84% |
買い物時に環境へ配慮された商品を選ぶ人は4割を超え、リサイクル素材でできた商品を選ぶ人は3割を超えます。約9割がプラスチックごみ問題に関心を持ち、そのうち8割以上が海洋汚染問題を認識しています。
ノベルティや販促品は、企業からお客様へ直接手渡るものです。だからこそ、何でできているかが企業の姿勢としてそのまま伝わります。「環境に配慮しています」と言葉で伝えるより、海洋ゴミから生まれた素材のエコバッグを手渡すほうが、はるかに具体的に届きます。
当社はポーチ、エコバッグはもちろん、Tシャツなど様々な縫製品のオリジナル製作を強みとしています。その技術を、海洋プラスチック問題に向き合う素材と組み合わせられないか。そう考えて取り扱いを開始したのがREPREVE® Our Oceanです。
REPREVE® Our Oceanで製作できるアイテム
エコバッグは再生PET素材の活用やSDGsを訴求するアイテムとして注目度が高く、顧客向けはもちろん、企業のCSR活動に使用するアイテムとしても人気があります。ポーチは老若男女問わないノベルティとして定番のアイテムです。
※画像はイメージです
主な製作アイテム
- エコバッグ
- ポーチ
- 巾着
- ナップサック
- ブランケット
- Tシャツ
- ブルゾン
REPREVE® Our Oceanを使ったオリジナルグッズ

REPREVE® Our Ocean繊維を活用し、当社オリジナルのノベルティグッズを製作しました。海の生き物をあしらったデザインで、素材のストーリーがそのまま伝わるようにしています。
- エコバッグ
- 着られるエコバッグ
- 巾着ポーチ
- ナップサック
- ポーチ
- ランチトート
- バッグインバッグ
- ブランケット
形状やサイズ、デザインはオリジナルでの製作も可能です。どのようなアイテムが製作できるか、環境にやさしい素材についてご興味のある方はぜひ一度お問合せください。
アイテムを詳しく見るREPREVE® Our Oceanをめぐる取り組み

REPREVE® Our Oceanとの関わりは、素材を仕入れて使うことだけにとどまりません。ユニファーストがこれまでに挑戦してきた取り組みを紹介します。
『海洋ゴミからつくった着られるエコバッグ』が「2025年度ソーシャルプロダクツ賞」を受賞(2025年)
当社オリジナル商品『海洋ゴミからつくった着られるエコバッグ』が、2025年度ソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。素材そのものが持つストーリーと、日常的に使えるアイテムとしての実用性を両立させた点を評価いただいています。
お知らせを見る「第17回 販促EXPO -夏-」で環境配慮型ブランケットを初披露(2025年)
第17回 販促EXPO -夏- に出展し、REPREVE® Our Oceanを使用した環境配慮型ブランケットを初めて披露しました。
お知らせを見るよくあるご質問
Q. 通常の再生PET素材と風合いは変わりますか
一般的な再生PET繊維と同じ工程で糸にしているため、生地としての扱いやすさや風合いは通常の再生ポリエステルと大きく変わりません。
Q. 本当に海洋ゴミから作られているか確認できますか
米国UNIFI社のU TRUST検証プログラムによって、サプライチェーンを遡った原料の検証が行われています。
Q. オリジナルデザインで製作できますか
形状・サイズ・デザインともにオリジナルでの製作が可能です。当社では素材の選定から企画・生産まで一貫して対応しています。
Q. エコバッグやポーチ以外も作れますか
Tシャツやブルゾンなどのアパレルをはじめ、縫製品全般に展開可能です。
Q. 生分解性素材との違いは何ですか
REPREVE® Our Oceanは「すでにあるごみを資源として再生する」素材、DPETは「捨てたあとに分解される」素材です。目的が異なるため、訴求したい内容に応じて選択いただけます。
ユニファーストでは、REPREVE® Our Oceanを活用したノベルティ・販促品・OEM生産について、企画段階からご相談いただけます。素材の選定、アイテムのご提案、ロットや納期の目安なども含めてご提案しますのでお気軽にご相談ください。